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FM Towns: Free Software Collection 4
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FM Towns Free Software Collection 4 - Disc 1.iso
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1991-10-18
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18KB
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443 lines
======================================================================
system“Pride”
Super Thechnical Multi Text Sound Tool
High-EUP active tool
HEat version.1.01f
(c) Copyright 1990,1991 -- TaroPYON
======================================================================
**********************************************************************
HEatの基本操作方法
**********************************************************************
ここではHEatの全般的な操作方法に関して説明いたします。
全般的な操作方法というのは,各機能において共通なキーボード・マウスの
操作方法,文字の入力方法,ファイルセレクタ等の使い方などです。
HEatはキーボードからの素早い操作と,マウスを使う感覚的な操作の両方が
使えます。
どちらかというと,キーボードからの操作に重点を置いていますが,ほとん
どの操作はマウスでも可能となっています。
キーボード操作に重点を置いているのは,テキストエディタの操作は大半が
キーボードからの文字入力だからです。ことあるごとにマウスに手を持ってい
くのは時間的にロスがあると思われます。
HEatにはたくさんの機能があります。その機能をすべてキーボードから操作
するのは覚えるまでが大変です。
そこで最初のうちはマウスによるコマンド選択・実行で各機能を十分把握し,
キーボード操作へ移行するのが楽なのではないかと思います。
もちろんマウス操作で(煩わしさを感じなくて)十分操作できるのであれば,
キーボード操作を覚える必要はないと思います。
マウス操作は確かに最初のうちは便利なのですが,どんなに慣れても一定以
上の素早い操作はできなくなります(HEatの場合理由は簡単で,マウス操作は
画面上のボタンをクリックするのが基本ですから,画面の書換えを待ってなく
てはならないからです。キーボードからだと先行入力を利用して画面の書換え
を待たずにコマンド指定が可能です)。
効率の良い操作を求めるならキーボード操作に移行することを薦めます。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆
☆ 日本語入力と単語登録
☆
HEatの日本語(漢字)入力はTOWNS 内蔵のROM 辞書を利用したOASYS かな漢
字変換機能(OAK2)をサポートしています。
OAK2によるかな漢字変換については Townsシステムソフトウェアに添付のマ
ニュアルを見てください。
・単語登録
HEatではカットバッファに設定した文字を単語登録するようになっています。
単語登録したい場合は,登録したい文字をカットバッファに設定したのちに
[単語登録]キーを押してください。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆
☆ 実行と取消
☆
HEatはキーボードからの操作を主体して作られていますが,ほとんどの場合
においてマウスでの操作も可能です(ソウトウェアキーボードはサポートされ
ていないので文字の入力はキーボードを使わなければ不可能ですが)。
HEatで使用されているメニュー(ダイアログ)では,
・マウスで左クリック
・ショーカットキー(対応するキーを押すことで即座に実行される)
・カーソルキーで選択,[リターン]キーまたは[実行]キーで実行
という,3つの方法で選択,実行可能です。
メニューを閉じたり,キャンセルしたい場合は,
・マウスの右ボタンを押す
・[ESC]キーまたは[取消]キーを押す
ことで可能です。
また.各ウィンドゥ(ダイアログ)は,最上部のタイトル表示部分にマウス
カーソルをもってきて,左ボタンを押すとボタンを押している間,ウィンドゥ
を移動させることが可能です。ボタンを離すとその位置にウィンドゥは移動し
ます。また移動中にマウスの右ボタンを押すとキャンセルとみなされます。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆
☆ プログラマブル・ファンクションキー
☆
プログラマブル・ファンクションキー(以下PFキー)というのは,キーボー
ドの最上部に並んでいる[PF 数字] と表示されているキーのことです。
HEatではシステム行に[PF1] ~[PF10]までの10個のPFキー内容が表示されて
います。
このファンクションキーはマウスで左クリックしても選択・実行可能です。
HEatでは一部のモードにおいて[SHIFT] ,[CTRL]キーを併用することでPFキ
ーの動作を切り換えることが可能です。
マウスで[SHIFT] や[CTRL]キーを併用した動作を行いたい場合は,PFキー内
容の横に表示されている番号を左クリックしてください(1~0のいずれでも
可能)。システム行が赤色のボックスで囲まれるはずです。以後,番号を左ク
リックするごとにに[SHIFT] キー併用,[CTRL]キー併用,[SHIFT] +[CTRL]キ
ー併用と切り替わります。
赤色のボックスが表示されている間,PFキーの選択はマウスによる操作しか
できません。キャンセルしたい場合はマウスの右ボタンを押してください。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆
☆ 行入力時の操作方法
☆
「行入力」というのは,ファイル名を指定したり,テキストから文字を検索
したい場合などに文字を入力することです。
こういった文字の入力は,普通は意識することなく使えると思いますが,知
っていると便利な使い方があるのでひととおり説明しておきます。
・入力文字数の制限について,
行入力では入力できる文字数に制限があります。
しかしこの制限は,入力を要求される箇所によってHEat内部によって決定さ
れており,ほとんど意識することはないと思われます。
入力した文字がこの制限に達するとそれ以上の入力はできませんので,注意
してください。
【MEMO】 通常はファイル名で 128~ 256文字,数値の指定には8~16文字,
一般的な文字列は 256文字まで入力可能なようになっています。
・キー操作
行入力時にできる編集操作の一通り説明しておきます。
なお,行入力時に文字入力はすべて『挿入』モードで,上書きモードはあ
りません。
[リターン] or
[実行] 入力した文字を確定し,行入力を終了します。
[ESC] or
[取消] 入力した内容はすべてキャンセルしたと見なして,行入
力を終了します。
[↑] [↓] HEatの行入力は,過去に入力した内容を16個まで覚えて
おり,[↑][↓]キーで過去の入力した内容(ヒストリ)を
参照できます。
[←] カーソルを1文字もどします。
[→] カーソルを1文字すすめます。
[SHIFT]+[←] カーソルを入文字した文字の先頭に移動します。
or [HOME]
[SHIFT]+[→] カーソルを現在まで入力した最後の文字の次に移動しま
す。
[BS] カーソル位置の直前の1文字を削除します。
[削除] カーソル位置の1文字を削除します。
[CTRL]+[Y] 入力されている内容をすべて削除します。
or [SHIFT]+[HOME]
[CTRL]+[U] カーソル位置から右の文字をすべて削除します。
[SHIFT]+[BS] 現在の入力内容をカットバッファに設定します。
[SHIFT]+[挿入]
カーソル位置にカットバッファの内容を複写します。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆
☆ ファイルセレクタの操作方法
☆
HEatのファイルセレクタは,単なるファイルの選択,ファイル名の入力だけ
ではなく,ディレクトリを作成したり,ファイルを削除,コピーしたりと簡単
なファイラーとしての機能も持っています。
ここではHEatのファイルセレクタの操作方法を説明いたします。
● ファイルセレクタの構成,概要
ファイルセレクタは下図のような構成になっています。
+----------------------------------------------------------------+
| タイトル [EXIT] |
+----------------------------------------------------------------+
| +-----------------------------------------------------+ [SORT] |
| | ドライブ一覧 | [WILD] |
| +-----------------------------------------------------+ |
| [ボリューム名] [残り容量]/[全容量] [ディレクトリ数] [ソート・タイプ] |
| [カレント・ディレクトリ (ワイルド・カード)] [表示ファイル数]/[全ファイル数] |
| +-------------------------------------------------------+ +--+ |
| | | |▲| |
| | | |ス| |
| | | |ク| |
| | | |ロ| |
| | ファイル覧 | ||| |
| | | |ル| |
| | | |バ| |
| | | ||| |
| | | |▼| |
| +-------------------------------------------------------+ +--+ |
| [========================= 行入力部 =========================] |
| [MKDIR][RENAM][ DEL ][COPY ][ DOS ] [ CHD ] [リターン] |
+----------------------------------------------------------------+
HEatのファイルセレクタは,行入力部に入力された内容を選択されたファ
イル名とします(行入力部の操作は先に説明した「行入力時の操作」とまっ
たく同じです)。
ファイル名一覧からファイル名を左クリックすると,選択されたファイル
名はいったん行入力部に複写されます。
そして,[リターン]または[実行]キーを押すことで(ファイルセレクタの[リター
ン]ボタンをマウスで左クリックしても同じです)決定されます。
ファイルセレクタは他のウィンドゥと違い,マウスの右ボタンを押しても
キャンセルすることができません([ESC] キー,[取消]キーは有効です)。
マウスでキャンセルしたい場合は右上の[EXIT]ボタンを左クリックしてくだ
さい。
● ファイルセレクタの表示内容と機能
ファイルセレクタ中に表示されている内容を順に説明しておきます。
(1) タイトル ファイルセレクタがどの機能から呼び出されたのか,
どういった動作をするのか,等が表示されます。
(2) [EXIT] [EXIT]ボタンを左クリックすることでファイルセレク
タはキャンセルされたとみなされます。
(3) [ボリューム名] カレントドライブのディスク・ボリューム名が表示さ
れます。
(4) [残り容量] /[全容量]
カレントドライブの残り容量とそのドライブの全容量
が表示されます。
(5) [カレント・ディレクトリ (ワイルド・カード)]
カレントディレクトリと選択されているワイルドカー
ドが表示されます。
(6) [ディレクトリ数] ファイル一覧に表示されているサブディレトクリの数
が表示されます。
(7) [表示ファイル数] / [全ファイル数]
カレントディレクトリの全ファイル数と,ファイル一
覧に表示されているファイルの数が表示されます。
(8) [ソート・タイプ] ファイル一覧に表示されているファイルのソートタイ
プが表示されます。
ソートタイプには,
[NONE] ソートなし
[FILE] ファイル名でソート
[SUB] 拡張子でソート
[DATE] 日付でソート
の4つがあります。また昇順と降順があり,ソートタイ
プの後ろに[+]が表示されていれば昇順,[-]が表示さ
れていれば降順を表しています。
(9) ドライブ一覧 現在選択できるドライブの一覧が表示されていま
す。ドライブを左クリックすることでカレントドライ
ブが切り替わります。
(10) [SORT] ソートタイプを変更します。
(11) [WILD] ファイル一覧で選択表示されるワイルドカードを選
択します。ここで選択できるワイルドカードは上から
4つは最初から設定されている固定的なワイルドカー
ドで,残りは行入力部にワイルドカードが入力される
と自動的にこのワイルドカードに登録されます(ヒス
トリ同様です)。
(12) ファイル一覧
カレントディレクトリのサブディレクトリ,とワイル
ドカードによって選択されたファイル名が表示されます。
表示の形式には,ファイル名だけの表示と,ファイル
作成日時や属性も表示される詳細表示と2種類あります。
ここに表示されているファイル名をマウス左クリック
するとそのファイル名が行入力部に複写されます。
反転表示されているファイル名を再び左クリックする
行入力部に複写されたそのファイル名は削除されます。
ファイルの選択はマウスボタンで左クリックする以外
にカーソルキーと[リターン]または[実行]キーで選択するこ
とも可能です。
(13) スクロールバー
ファイル一覧にファイル名がすべて表示できない場合
は,このスクロールバーの操作で表示範囲を移動するこ
とが可能です。
(14) 行入力部 ここに入力された文字列が最終的に選択されたファイ
ル名とみなします。
ファイル名にワイルドカードキャラクタ(アスタリス
ク「*」または,クエスチョンマーク「?」)が含まれてい
ると,それを(11)の[WILD]で選択できるワイルドカード
に登録し,ファイル一覧表示の選択ワイルドカードを切
り替えます。
ドライブ名も指定されていると,カレントドライブも
切り換えます。
(15) [リターン] このボタンをマウスで左クリックするとキーボードの
[リターン]キー,または[実行]キーと同様の働きをします。
(16) [MKDIR] 行入力部に入力された文字列をディレクトリと見なし
てその名前のサブディレクトリを作成します。
(17) [RENAME] 行入力部に入力されているファイルのファイル名を変
更します。
(18) [ DEL ] 行入力部に入力されているファイルを削除します。
(19) [COPY ] 行入力部に入力されているファイルをコピーします。
(20) [ DOS ] 行入力部に入力されている文字列をMS-DOSコマンドと
みなし実行します。
(21) [ CHD ] カレントディレクトリを名前を付けて登録しておき,
名前を選択(クリック)するだけでそのディレクトリに
素早く移動できます。
登録ディレクトリはホームディレクトリに“DATA.CHD”
というファイル名で保存されます。
● ファイルの選択
ファイルの選択は,(12)のファイル一覧をマウスボタンで左クリックするか,
カーソルキー([←][↑][→][↓])で選択することができます。もちろん行入
力部に直接ファイル名を入力しても同じことです。
マウスでの選択は問題なくできると思いますが,カーソルキーでの選択は少
しクセがありますので説明しておきます。
HEatのファイルセレクタは常に行入力部のキー操作を受け付けています。
行入力は先に説明したようにカーソルキーは編集操作に使われており,その
ままではファイル名の選択はできません。
そこで,[PF10]キーを押すとカーソルキーはファイル名の選択として機能す
るようになっています。カーソルキーによるファイル名選択時はカーソル位置
にあるファイルは赤色の四角で囲まれます。
そして選択するファイルにカーソルを移動し,[リターン]キーまたは[実行]キー
を押すとそのファイルが行入力部に複写され,カーソルキーは通常の編集キー
となります。再びカーソルキーでファイルを選択したい場合は,もういちど[P
F10]キーを押してください。
行入力部に何も文字が入力されていないときに,[←]または[→]キーを押す
と,カーソルキーによるファイル選択にうつることもできます。
● カレントドライブ,カレントディレクトリの切り換え
カレントドライブの切り換えは,(9) ドライブ一覧に表示されているドライ
ブを左クリックするか,行入力部にドライブを指定することで可能です。
行入力部にドライブを指定する場合,
----------------------------------------
A:
----------------------------------------
という具合に「<ドライブ>+<セミコロン「:」>」としてください。
カレントディレクトリの切り換えは,(12)ファイル一覧に表示されているサ
ブディレクトリを左クリックするか,行入力部にワイルドカードを入力するこ
とで行えます。
行入力部でカレントディレクトリを切り換えたい場合は,
----------------------------------------
¥HEAT¥*.*
----------------------------------------
といった具合に,必ずワイルドカードを指定してください。次のようにドライ
ブ名も指定するとカレントドライブも切り換えます。
----------------------------------------
A:¥HEAT¥*.CFG
----------------------------------------
● ファンクションキー操作について
HEatのファイルセレクタは一部,ファンクションキーによっても操作可能で
す。
[PF1]~[PF5]は,(16)~(19)の[MKDIR],[RENAME],[DEL],[COPY],[DOS] に対
応しています。
[PF6] は,ファイル一覧のアルファベットの大文字,小文字表示を切り換え
ます。通常ファイル一覧は,サブディレクトリは大文字,ファイル名は小文字
で表示されますが,[PF6] を押すとファイル名の大文字,小文字表示が切り替
わります。
[PF7] はファイル一覧の通常表示(ファイル名のみ表示)と詳細表示と切り
換えます。
[PF8] ,[PF9] は(10),(11)の[SORT],[WILD]と同じです。
[PF10]はカーソルキーの動作を行入力時の編集キーと,ファイル選択と切り
換えます。
● CHD機能について,
CHD 機能はCD-ROMやハードディスク上のディレクトリを名前をつけて登録し
ておき,登録したディレクトリに素早く移動するための機能です。
CHD 機能は[CHD] ボタンを左クリックすると<CHD MENU>が現れ利用すること
ができます。
・ディレクトリの登録
CHD 機能はカレントディレクトリを登録します。あらかじめ登録したいディ
レクトリにカレントドライブ,ディレクトリに移動してから[CHD] ボタンを左
クリックしてください。
CHD MENU の[カレント登録] というボタンを押すと登録名の入力を求めてきます。
(半角)16文字まで任意に指定できます。
名前を入力すると登録されたことになります。
・登録ディレクトリに移動する
登録したディレクトリに移動する場合には,CHD MENUを呼び出し登録ディレ
クトリ一覧表示の登録名部分を左クリックしてください。
・登録ディレクトリの解除
一度登録した登録ディレクトリを解除したい場合には,登録ディレクトリ一
覧表示の解除したいディレクトリ部分を左クリックしてください。
解除のさいには確認を求めてきます。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆
☆ 実行・取消の問い合わせ
☆
HEatは重要な機能を実行する前に,確認を求めてくることがあります。
このとき,
+----------------------------------------------------+
| メッセージ(問い合わせ内容) |
| |
| [YES:実行] [NO:取消] |
+----------------------------------------------------+
というダイアログが表示されます。
[YES:実行]を選択するには,[Y] ,[リターン],[実行]キーのいずれかを押すか,
[YES:実行]ボタンを左クリックしてください。
[NO:取消]を選択するには,[N] ,[ESC] ,[取消]キーのいずれかを押すか,
[NO:取消]ボタンを左クリックしてください。
マウスの右ボタンを押すと,キャンセルと見なされますが,ほとんどの場面
でキャンセルは[NO:取消] と同じとみなされます。